衝撃が走った!

このタイトルは、今日いただいた米業界紙の1行目です。米業界の米不足から高騰していた米価が6月から政府が政府米の入札を始めて先週の入札でやっとある程度まとまった数量を出して下がる気配だったのですが8月の政府米売却には19年産はメニューにないと発表になりました。これですぐに米価が反発の気配を見せています。20年産新米も入荷し始めこれから20年産が市場に出てきますがまだまだ不足感があるようです。これでまた8月以降の情勢が見えにくくなりました。

当店では契約分のお米は確保してありますが価格は上がっていました。業務用米で使うお米も8月20日ごろ分まではありますがそれ以降はありませんし高く仕入れているので利幅が少なくなっています。取引先への可価格転嫁(値上げ)もこのご時勢ですのでままなりません。スーパーの特売品を買ってきて売ったほうが儲かるなんて話も出てきてますが政府は今後どうして行くのでしょうか。20年産も買い込むというような噂もあるようです。お米が品不足ということはほとんど報道されませんので泣いているのは小売や中小卸会社。ただ大豊作となると大暴落があるのかないのか政府が介入してくることなのでわかりません。小麦高騰で全国規模で給食の米飯回数を増やすなんてことになるとまた違ってきます。米価維持は、選挙対策という話もありますので政治も見ながらの毎日です。

そしてもう一つ衝撃が。。。お米の表示を変えるようです。100%表示から「単一原料米」表示にするそうですが米袋を作ってしまっているのでシールを作らねばならずまたかなりの出費です。米袋も値上がりしてますので少しでも安くとロットをまとめて作ったりします。当店も袋によっては2年分ぐらい持っちゃってます。コロコロと変わるのでお客様も逆にわかりにくいし袋屋さんも大変でしょう。

コメント

  1. けんちゃん より:

    日本のコメ(相場)事情
    日本のコメの価格を形成させる要因の一つは「しちならべ」。
    政府や国内一の巨大米卸は持っている「6」や「8」のカードを出さずパス1!。
    A、2や絵札しかない者は成すすべ無く従うだけ。
    お米屋さんにしかわからない話・・・。
    某こしひかり、昨年11月の備蓄米へ隔離。業界紙によると、さらにここ最近では卸間取引も停止状態だそうだ。
    ちょうど5ヶ月前(3月1日)の弊ブログ記事より転載。
    トラックバックは失敗することが多いのでコメントのほうにしました。
    小心者の自分は、昨年11月の政府の米隠し、大手卸・実需者への売り渡し契約済みの情報により、今年1月から徐々に在庫を積んでいました。
    昨年精米ラインを移設したので、そこの建物内にもある程度玄米を置くことができ助かりました。

  2. こめこめ より:

    けんちゃん
    こんにちは!
    安泰ですねえ~
    午前中来た営業さんが愚痴ってきました。
    何考えてるかわからないと。
    うちは、1ヶ月ぶんづつ積んでいたのですが
    予想以上のあがりっぷりに
    ついて行けませんでした。
    お金と倉庫がないのも理由ですが・・・。
    お金と倉庫
    秋に1年分契約してしまい倉庫に入れる。
    または支払って産地倉庫で保管
    一番いいのは契約して必要なだけ随時引き取り支払い
    これからの米屋には
    これがお金と倉庫が一番必要かもしれませんねえ。